富山の家具屋 ミヤモト家具スタッフブログ

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潜入!突板工場編

潜入!突板工場編

杉木 涼

PM22:00 明日の配送分の積み込みを終え、たった今帰社いたしました。

今日は頼れる配送スタッフの浦ちゃんがお休みだったため、本日は私が宇戸店長と配送を担当。
朝から今まで動き回った結果、足がガタガタ言うております。

体が言うことをきかない!積み込み中もフラつくフラつく。
これが、、、年齢を重ねるということなのか・・・

とか言いながら私の一回り以上歳年の宇戸さんは元気に動き回ってまわっていました。

・・・・・!!Σ( ̄ロ ̄lll) ガーン。




どうやら年のせいではなく、ただ僕の運動能力のせいだったみたいですね。

というわけで、みなさんこんにちは。しぇんむの杉木デス。

最近ノブが僕の事を“しぇんむ”と呼ぶんです。てっちゃん(社長の息子です)が僕のことを呼ぶとき、専務と言えず“しぇんむ”になってしまうのがたまらなく可愛く、ノブが真似してるみたいです。29歳のおじさんが。笑

でもなんか、職場が和む気がするので嫌いじゃないです。しぇんむ。笑

 

さて、昨日はお休みを利用して工場長とおもしろい場所に行って参りました!Vintage Factoryで使用しております「突板」(つきいた)を製作している石川県の工場でございます。

ヴィンテージで仕入れているハイスペック突板はいったいどのように作られているのか。その製作工程を実際に見て触れて、より専門的な理解を深めようというのが狙いでありました。

※前もってご忠告させて頂きますが、今日のブログはかなりマニアックな内容ですので、興味のない方には退屈かもしれません。笑

 

今回の工場見学の仲人役を務めてくださったのは、黒崎産業の金子さん。黒崎産業さんは主に家具に使用される金物や突板、接着剤やシート合板などを取り扱う会社で、いつもミヤモト家具、ヴィンテージが大変お世話になっているのであります。

まずは、せっかくなので黒崎産業さんの倉庫を特別に見せていただきました。

DSCN8377

まずは大きな倉庫に山積みになった合板に圧倒w( ▼o▼ )w オオォォ!!

写真は黒崎産業の金子さんと工場長です。

DSCN8381

たくさんの種類の化粧板がズラリと並べられていました!さすが黒崎産業さん。在庫数もさることながら、徹底された管理体制がよーく伝わってきました。

工場長は終始、目がキラッキラでしたよ。笑

金子さんに社内も隅々まで案内して頂き、、いよいよ、突板工場へ!!

ワクワク 《《《《♪♪(*´▽`*)ノ゛

 

まず、出迎えてくれたのは大量の突板!

DSCN8410

DSCN8400

みなさん、説明が遅くなりましたが、突板とは簡単にいうと天然木を薄くスライスした板のこと指します。通常は0.2~0.3mmほどに薄くスライスし、それをベニヤなどに並べて張り付けて製作します。

基本的には無垢材にこだわっているミヤモト家具ですが、大型サイズの家具や造作になってくると、どうしても無垢だと過度に重量が出てしまったり、コストがかかってしまうので、そんな時は同じ天然木の突板を使用するのです。

写真はウォールナットの突板ですが、写真でもお分かり頂けるように、こちらで製作している突板材は幅がものすごく広いのです。写真のもので約400mmほどありました。

ヴィンテージの突板をハイスペックと呼ぶ所以はここにあります。

これだけ幅広の突板を使用し、尚且つ節が一切ないんです!

幅広の材料をとるには、それだけ太く立派な樹木からとる必要がありますから、価値が高いことはお分かり頂けるはず。

一級品の上質な材料を使った贅沢突板なのです。すばらしい。

DSCN8401

工場長もしみじみと、その質の高さに感動していましたね。

 

そして、その突板をこちらのノリ付けの機械に通し、万遍なく接着剤を塗ります。

DSCN8386

そのあと、手作業でベニヤに突板を貼っていきます。

が大きいときは三人がかりで行うそうです。驚いたのは突板を張り付けるベニヤに前もって塗装を施すということ。

DSCN8387

天然目の色味を損なわないようにウォールナットの時はブラックに、オークやタモのような白木の場合はベージュに塗装をするのだとか。

手間が掛かっております。すばらしいこだわり。

その後は、こちらの大型プレス機で熱を加えながら圧着です。

DSCN8392

 

他にも細かな作業を含めると、キリがないのですが、一枚の突板が完成するのにも本当に手間が掛かっているのがわかります。

DSCN8415

最後は職人さんに突板のことをいろいろと教えて頂き、本当に勉強になりました。お忙しい中、親切にご案内してくださり本当にありがとうございました!!

 

ってな感じで、工場見学は終了!

やっぱり生の製作現場を実際に肌で感じるというのはいいですね。

できることなら他のみんなも連れて行ってあげたかった(x_x;)

お客様に家具の本質的な魅力を伝える上でも、職人の苦労やこだわりを理解するというのは大事なことだと思います。

最後に、お忙しい中僕たちのために時間を割いてくれた金子さん!

本当にありがとうございました!!これからもたくさんご注文入れますので!今後とも宜しくお願い致します。

DSCN8421

 

というわけで、本日は突板工場見学の模様をお伝えしました(* ̄∇ ̄*)

チャーオっ!

 

杉木

 

 

 

 

 

 

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