株式会社ミヤモト家具代表取締役 宮本豊彰のブログ

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何を優先するべきか?

こんばんわ。

オーナーの宮本です。

きょうこそ早く帰ろうと思っておったのですが、

本日配送に行ったN様から頂きました御礼のメールを帰り際に拝見し、

 

嬉しすぎて帰る気を無くしました(ど~いうコトよっ!笑)

 

そして、改めて、

今までも分かっておったつもりですが、

私の使命を、目的を、

再認識させてくれた。

 

そんな嬉しい夜でございます。

 

先日、長く腰痛に悩まされてきたというN様が、

腰痛のヒトに最適な、

カッコ良くて、

座り心地が良いソファーをお求めに、

ミヤモト家具本店にご来店された。

長い間、日常生活に支障をきたすほど、

腰痛に悩まされてきたN様は、

現在、育児真っ只中。

しかも、4月からは職場復帰の予定を控え。

強い腰痛を長引かせたくない、繰り返したくない。

そんな想いで、ソファ選びに必死の様子だったと伺いました。

 

そしてN様は、私に、こう問いかけます。

 

 

 

「宮本社長は『QOL』という言葉をご存じでしょうか?」

 

 

 

『QQL』

それは、Quality of Life の略で『生活の質』と訳されるようです。

恥ずかしながら、こんな仕事をしていながら、

始めて耳にした言葉でした。

続けてN様は、私にこう話して頂きました。

(以下、N様のお言葉)

 

ソファは普通の椅子に比べると『柔らかい・低い』という特徴があります。

そのため 『立ち上がりにくい・姿勢が崩れる・腰に負担がかかる』という問題点があります。

なので、座るならソファより普通の椅子の方が身体的にも動作的にも良いでしょう。

実際、腰痛持ち、足腰の弱い方には、

「ソファには座らないようにしている」

という方が何人もいらっしゃいます。

でも、それは悲しいことです。

だってソファに座ってくつろぐのって最高に気持ち良いはずですから。

 

『お気に入りのソファでくつろぐ』

 

これは素敵なQOLだと思うのです。

ですが、

「くつろいでる間は良いけど、ソファから立ち上がれない」

「ソファでくつろぐと腰が痛くなる」

これでは真のQOLの向上とは言えません。

 

立ち上がりの補助や姿勢保持のため、福祉用具を利用するという手段もあります。

ですが、正直なところ、福祉用具はダサいんです。

動作はしやすくなりますが、テンションは上がりません。

 

 

以上、N様は切に、私にこう話して頂きました。

担当したのは、本店の池ちゃん。

池ちゃんは悩みました。

なぜなら今現在、

ミヤモト家具には、

「腰痛の方に、おススメのソファー」

と言うくくりの製品は無いから。

であれば、

今のミヤモト家具に出来る、

N様にとって一番の提案は何なのか?

池ちゃんは、それを、お客様と寄り添いながら、

模索しました。

 

 

N様は、私にこう、訴えかけます。。

 

 

「腰痛の方におススメのソファー」

富山県内を探せば売っているお店があるのかもしれません。

 

 

でも、

 

 

私はミヤモト家具で作って頂きたいのです。

 

 

なぜならば…

 

 

私は、ミヤモト家具のファンだからです。

 

 

正直、この内容を、直接メールで頂いた時、

胸が熱くなりました。

私も、池ちゃんも、

なんとかN様に、弊社でソファーを購入して、喜んで頂きたいと必死でした。

 

そこでN様と、池ちゃんが辿りついたソファーが、

 

 

 

 

 

 



 

 

彼でございました。

しかもタンニンなめしの、本格派、アニリン革でのご予約でした。

 

 



 

 

ウォールナット無垢材のハイバック。

 

 



 

 

これに、ウエイトのクッションを追加し、

万全の準備をして、N様宅に、本日、お伺いしたと言う訳です。

N様の結婚記念日で且つ、誕生日というコトを知った池ちゃんは、

前もってプレゼントと、

同時にご購入いただきましたハンガーツリーに、

リボンのを綺麗に添えまして。

私は私で、幾度となく、

温かいメールを頂きましたお礼にと、、手土産を用意し、

 

 

 

 

 

 

結果、

 

 

心配だった私は、本日、

本部長、サカエ君、池ちゃんの後を追い、

N様宅にお伺いした。

 

 

納品は無事に終了した。

 

 

今できる、自分たちの精一杯を尽くしたつもりですが、

やはり心配はぬぐえない。

 

 

本当に気に入ってもらえたのだろうか?

本当に、ご満足のいく提案だったのだろうか?

 

そんな中、先程、

 

N様から一通のメールがあることに気づき、

私は固唾をのんで、メールを拝見した。

 

 

 

 

 

 

タイトルは、「最高の記念日」というタイトルでした。

ホントは、全文を全てご紹介したいくらいなのですが、

池ちゃんに対する感謝の言葉と、

最後に書かれていた言葉に、

私は言葉も失いました。

 

 

 

 

 

 

素敵なソファーとハンガーツリー、そして沢山のお心遣い本当にありがとうございました。

最高の記念日になりました(*^^*)

家具はもちろん、スタッフの方が素敵なミヤモト家具が大好きです。

嬉しいと感謝の言葉しか浮かびません。

たくさんの幸せをありがとうございました。

 

 

 

 

 

 

久しぶりに、お客様のこんなお言葉に泣けました。

そして私は、改めて気づかされました。

 

ひとつに、

お客様にとって、何が一番かを考え抜いて、

最も良い提案を引き出すこと。

そして二つ目に、

自分たちの利益が先ではいけない。

不効率に、ある程度時間を費やしたとしても、

お客様に、喜んで頂く仕事を優先させねばならないこと。

自分たちの利益、会社の利益は、

そのあとでついてくるものだから。

 

きょう、ふと思いました。

スタッフの皆に、同じことを何度も何度も話してきましたが、

私は改めてその重要性を再認識し、

もしも仮に、N様の対応を、最初から自分がしていたとしたら、

俺は、池ちゃんのように対応できたのだろうか?

効率化を目指すミヤモト家具は、まず先に、何を優先しているのか?

日々、本当に正しい選択をしているのか?

最高に嬉しかったと同時に、自身さえも、なんだか反省させられた。

 

きょうはそんな一日でした。

 

 

 

 

 

 

N様へ。

 

沢山の幸せをありがとうございましたと、私に話してくださいましたが、

その言葉、そっくりそのままお返しいたします。

N様に喜んで頂き、

私も、池ちゃんも、またミヤモト家具スタッフ皆、

最高に幸せな気分になれました。

本当にありがとうございました!

 

 

 

 

 

 

 

仕事って、

難しいようで、ホントは単純なんですよね。

企業内での仕組みやルールに沿って、

お客様と同じ想いで、喜んで頂く為の工夫を凝らすだけ。

 

 

ふぅ~~   あしたも、ホンマに頑張りますわ~   自分(笑)

 

 

それでは皆様

 

 

 

 

 

 

 

バース・ハイバックソファー

 

 

 

ごきげんよう(*^-^*)

 

 

 

 

株式会社ミヤモト家具

INTERIOR SHOP MIYAMOTO

https://www.miyamoto-kagu.net

Vintage Factory

https://www.vintagefactory.jp

Interior Proshop LOWVE

https://www.kagu-lowve.jp

代表取締役 宮本 豊彰

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PROFILE
  • 株式会社ミヤモト家具代表取締役 宮本 豊彰
  • ミヤモト家具ホールディングス(株)、(株)Vintage Factoryの代表取締役であり創業者。オリジナルブランド【AF Lusty Road】のディレクター。国産家具ブランド【SOLID】及び【RENSEY】の立ち上げに、共同創業者として携わり、パートナーショップを全国に展開。(株)ミヤモト家具の代表取締役も歴任し、幼い頃に亡くした父親と祖父母を想い、家族で営んでいた【宮本タンス店】を、自身集大成のインテリアショップとして復活すべく、52歳で跡継ぎになる事を目指した実業家。座右の銘は【情熱は伝染する】。現在48歳3児の父。

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