株式会社ミヤモト家具代表取締役 宮本豊彰のブログ

企業情報

個人商店から始まった家具屋の星になる!

こんばんわ。

オーナーの宮本です。

ホームページをじっくりご覧いただいた方は分かったと思いますが、ミヤモト家具は、とある小さな商店街の、何処にでもある、小さなタンス店から創業いたしました。

名前は「宮本タンス店」

創業は、もう随分と前に亡くなった、私の爺さんと婆さんが、夫婦二人三脚で始めた、いわゆる個人商店の家具店。

今では、そんな家具屋もあまり見かけなくなりましたね。

昔は沢山あったんです。

私が起業する前の、随分昔。

大型量販店やフランチャイズの家具店・インテリアショップの進出と時を同じくし、町に必ずと言っていいほどあった小さな家具店は、軒並み店をたたみ、家具屋の数は当時から見ると、3割ほどに激減。

もう街中の家具屋は、どうあがいても経営していくのは困難と言われました。

当時のその状況は、当然のことながら私にとっても同じで、会社を立ち上げたものの、従業員はいない。自分の給料はおろか、借金の返済に追われ、未来は遠く。

かすかな光を灯しては消える。

そんな状況を繰り返しました。

一日一日を、どうやりくりしていくか。

そんな事ばかり考えていた毎日。

やる気はある。

誰よりも情熱だけは持っている。

しかしながら、店にいても人は来ないは、たまに来るのは借金の取り立てに来る銀行さん(笑)。

「お金を貸してほしい」

と頼むと、返済能力が無いからと断られ(笑)、土地は差し押さえられるは、気が付くと借金はおよそ1億円。

私は途方に暮れました(笑)。

「こうして皆、家具屋をやめていったんだろうな…」

そう思い、希望に満ち溢れていた私の生活は一転。

働いても働いても楽になることは無く、20代半ばの最高に楽しいはずの私の人生。

良い所まるで無し!(笑)

中には、何とかかんとか昔ながらに細々と家具屋を営む人もおりました。話をすると、

人が来ない。売れない。後継者がいない。運転資金も底を付き、考えるはいつ辞めようかという事ばかり…。

街中の家具店は、完全に古き良き時代の面影を残すことなく、猛烈なスピードで衰退していきました。

しかしながら、今、私が丸13年間続けてきて、確信してきたこともございます。

上記に当てはまる方がいらっしゃったとするならば、是非このブログを読んでいただきたい。

そう思って、今日はブログを書きました。

大切な事。

月並みな言い方は本当はしたくないのですが、たとえ他人にどう思われようと、自分さえ諦める事をしなければ、必ず道は開かれるという事です。

私はとにかく諦めることだけはしませんでした。

例えお金も無く、遊びにも行けず、毎日毎日休みも取らず仕事をしていようが、とにかく諦めなかった。

失敗なんて大から小まで、数えて数十回ではすみません。

無駄な努力や遠回りは日常茶飯事(笑)!

自分のわがままを通すあまりに、大切な仲間も、何人も失いました。

しかしながら、いつかこうなりたいという希望は、今も一度も無くしたことはございません。

だからこそ

工場長

志を同じくして出会った工場長や。

仲間

大切な仲間にも…

仲間2

こうして巡り合う事が出来ました。

それから何よりも、

お客様1

支えて頂きました沢山のお客様が。

長くしているからこそ私には当然のことかも分かりませんが。

 

お客様2

今ではうちのスタッフを、こんなにも信頼し、支えて頂けるお客様が…

お客様3

いつの間にやら随分増えたなと感じます。

お客様の事を、「他人」というのは大変失礼な言葉だと思いますが、私の生きがいは、家族や友人からは当然の事、他人から必要とされる人であり続ける事です。

私は、仕事を通してでしか、この喜びは得られないものだと思っています。

13年前。人っ子一人来なかった日曜日は、

お客様4

お客様であふれかえり、

kagu

所々で、笑い声がこだまします。

まさに、起業した当時。

自分が描いたお店に、限りなく近くなったことを実感いたします。

私の友人はよく、

「宮本さん。仕事ばっかりしてないと、たまにはパ~っと遊びにいこうよ~」と言っては、いろんなところからお誘いを受けますが…

それも確かですね(笑)。

私がもっともっと遊ばないと、経営者として自分の器が大きくならないことも分かっています。

しかしながら、こうして自分を必要として頂ける沢山の方のために、少しでも仕事を通じてお役に立ちたい。

それが、私が運よく、会社をたたむことなく、ここまでやってこれた、お客様に対する唯一の恩返しだからと感じているからです。

そういえば、

いつの間にか、借金は無くなりました。

すると、

随分税金を支払わなければならないことを知り、思いのほか四苦八苦しておる現状です(良くできているな!日本!笑)

なので、来年はミヤモト家具の明るい未来に向けて、沢山借金をすることを決意した次第です(正しいのか!それ!笑)。

昨年末、私はスタッフ皆の前で、事業計画を発表し、その中で、

個人商店から始まった家具屋の星になるぞ!と宣言しました。

志半ばで廃業した沢山の家具屋さん。

そして、廃業を考えている家具屋の事業主の方や、父親からの事業継承にもがき苦しむ、2代目、3代目の社長様が、

「ミヤモト家具だって最初はこうだったんだ!自分たちにだって出来る!」

そんな希望を与えられるような家具屋になりたい。

な~んて思っています(漫画みたいですね!笑)。

今日も最後まで、私の、とんだ夢の話にお付き合い頂きまして(笑)、本当にありがとうございましたm(__)m

言うても…

 

 

 

まだまだ先の話なのに…(笑)。

 

 

明日も良い一日になりますよ!きっと!

 

それでは皆様。ごきげんよう(*^_^*)

 

宮本 豊彰

ミヤモト家具

INTERIOR SHOP MIYAMOTO

https://www.miyamoto-kagu.net

Vintage Factory

https://www.vintagefactory.jp/

この記事に対するコメント

  • 小森 久美子 さんより: 2016年6月18日11:51 AM

    はじめまして。ブログを読ませていただき、とっても励まされたのでコメントをさせていただきました。
    私の実家は静岡県で個人で家具屋を営んでいます。私の祖父が創業し、今では祖父も亡くなり、父が社長、私の婿である主人が三代目で家具屋を営んでおります。良い品を安くをコンセプトに創業以来40年間やってきましたが、時代の変化とともに、とっても厳しい状況です。これからの家具屋の未来について考えていた時に、偶然こちらのブログを見つけ読ませていただき、共感致しました。家具屋の仕事はお客様の新築やリフォームの時にお手伝い出来てとっても夢のある仕事だと思います。ミヤモト家具さんのホームページのたくさんのお客様の家具、納品後の笑顔がとっても素敵で改めてうちの家具屋も続けていければと実感いたしました。
    私も今子育て中ですが、落ち着いてきたので、来年から手伝う予定です。近々ミヤモト家具さんを一度見学させていただき、勉強させていただければと思います。長々と失礼致しました。ありがとうございました。

    • admin さんより: 2016年6月20日1:45 AM

      小森様。非常に身の引き締まる温かいお言葉に感謝いたします。私のブログを見て、そのように思って頂けたコト、又、少しでも希望を持っていただけたのだとしたら、本当に嬉しく思います。昔の破産寸前からやり始めたミヤモト家具の状況をもってすれば、それ以下の所は何処も無いのではと思います!諦めず、思い続ければ必ず道は拓かれますし、諦めた時が終わる時と思います!心から応援しています!この業界を盛り上げていけるとイイですね!今後とも、どうぞ、宜しくお願い致します!

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PROFILE
  • 株式会社ミヤモト家具代表取締役 宮本 豊彰
  • ミヤモト家具ホールディングス(株)、(株)Vintage Factoryの代表取締役であり創業者。オリジナルブランド【AF Lusty Road】のディレクター。国産家具ブランド【SOLID】及び【RENSEY】の立ち上げに、共同創業者として携わり、パートナーショップを全国に展開。(株)ミヤモト家具の代表取締役も歴任し、幼い頃に亡くした父親と祖父母を想い、家族で営んでいた【宮本タンス店】を、自身集大成のインテリアショップとして復活すべく、52歳で跡継ぎになる事を目指した実業家。座右の銘は【情熱は伝染する】。現在48歳3児の父。

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