株式会社ミヤモト家具代表取締役 宮本豊彰のブログ

企業情報

カメの上り坂

こんばんわ。

オーナーの宮本です。

きょうは水曜日。

会社のショールーム二階のエアコンを修理しているので、その間、溜まっている仕事を黙々とこなしています。

とあるところに届け出する、資料作成が思っていた以上に大変で、次第に眠たくなってまいりましたので(昼なのに…笑)、ブログを書き始めました。

私の友人のビーライン大坪社長が、手羽壱の次に始めたのがお寿司屋さん、その後、最近はケーキ屋?をし始めたそうです。

ABC不動産の村中社長は、組織を一新し、飛ぶ鳥を落とす勢いで事業を前に進めています。

先日、私のブログでも出てきたオリバー小川社長は相変わらずの絶好調。

大澤社長のとベーグルは、次々と店舗を出店。

ゆららの湯でお馴染みの相澤社長の事業は、もはや凄すぎて、私の能力では理解不能な領域です(笑)

そして今年起業して14年目のミヤモト家具。

随分、友人に先を越されたのかなと思う反面。

起業当初の過酷な日々を考えれば、よくここまでやってこれたなとも思うし…。

皆をウサギと例えるならば、ワタクシはカメであると思う(笑)

そういえば、軒並みこの10年で、インテリアショップと言われる業態が、不景気を境に宣伝広告し始めた。

雑誌の1ページを使う所。

時にはテレビCMや、新聞広告などをするところもある。

富山のインテリアショップと言われる所が、もはや広告頼りの集客戦法。

当然、それも戦略で、悪い事など一切ない。

先程上げた、友人の会社さえ、テレビCMや雑誌の広告など、当たり前のようにやっているし、時折テレビで拝見すると、不思議と嬉しくなる自分もいる。(お~出てるっ!といったような芸能人でも見るかのような感覚である!笑)

最近、社内でも、広告宣伝もひとつなのではないかと言われる。

事業を大きく躍進させるには、確かに手っ取り早い。

取材は受けるのに、宣伝はしないのか?と言う意見もある。

いつか、そうやって宣伝広告する時期が来ないとも言わないが、個人的には、今はまだその時期ではないと思っている。

地道にこの14年。

弊社を心から応援して頂けるお客様を一人ひとり増やし、そんなお客様を大切にしながら、口コミだけで、12年も連続で増収増益を達成してきた。

タンス屋だった先代の借金1億円は、返済も終わり、無借金企業と言うものも体験し、今年4月には新店舗オープンに向けて、私が新業態で起業して初めて、未来の投資として、3000万円程を借入。

未来の為に借入するのは、私自身初めてだったが、何の躊躇もしなかった。

先代の借金を返し終えたときに、きっと自分は、込み上げてくる感情を抑えきれず、泣いてしまうのでは…と思っていたが、その瞬間はいつの間にやら、格別、何の感情も無く過ぎ去った。

昨日、銭湯で温泉につかりながら、なんでかな?と考えたのだが、それは次の目標と夢が、明確に存在したからにすぎない。

きっと、以前の自分なら、ゴールになっていた場所が、いつの間にか通過点になってたことに、昨日改めて気づき驚いた(笑)

北陸を代表するインテリアショップを目指しているのは確かだが、多店舗展開をしようとは思っていない。

太く、根っこがしっかりした会社を目指しているからだ。

製品の品質と価格、そして、人で勝負した時には、絶対に何処にも負けない!

そう信じている。

以前、私がサラリーマン時代に、入社2年目の社内最短で、支配人を任された時、私の師匠が言った言葉だ。

「地道にやればな、必ずお客様はついてきてくれるんだ!」

そんな想いで、それを今もずっと信じてやってきた。

 

宣伝広告して売上げを上げることは簡単だ。

しかしながら、その時その時でキャパオーバーし、お客様を粗末に扱う会社にはしたくなかったし、

集客する為に、どうすれば良いかといった工夫や知恵もなくなってしまうのも嫌だった。

広告費を上乗せした価格にするなんて問題外で、いつか宣伝広告するならば、自分たちの今ある能力をフル回転し、出来る知恵と工夫をやりつくしてからだと思っている。

そして、

つっぱっていた自分は、

こだわっている!と話すインテリアショップが、宣伝広告するなんてかっこ悪い!と思っていたことも事実である(当然、そんなことは決してない!笑)

カメにはカメの戦略があるのだ!

太く、根っこがしっかり生えた会社になる為には…

まだまだ、自分たちですべき事が、きっと沢山あるのだから。

 

 

カメのごとし

息子は夏休みを満喫しているようだ。

どうやら大きい動物は好きなようで、カメはあまり好きではない(笑)

そういえば、昔、村中社長に、こんなことを言われたことがある。

「宮本さんは、皆が、どうだ!凄いだろ!凄いね~!と言われている間に、いつの間にやら通り過ぎて、最初に山の頂上に辿り着くタイプだ。」

と言われたことがある。

いま思えば、その言葉が、本当に胸にしみる(村中さん、いい人だな~笑)

今、ミヤモト家具は、随分と地面奥底に、根っこが生えてきているのを、誰も知る由もあるまい!笑

派手な活躍は、今のミヤモト家具に必要ないのだ。

これが、カメの戦略である。

ふ~。この熱い思いをブログで綴るのに、随分と目が覚めてしまった(笑)

と言うわけで

本日も

休日返上で、山に少し登っている宮本から、水曜日にお届けいたしました。

もうひと仕事して帰ります!

それでは皆様、ごきげんよう(*^_^*)

 

 

ミヤモト家具

INTERIOR SHOP MIYAMOTO

https://www.miyamoto-kagu.net

Vintage Factory

https://www.vintagefactory.jp

 代表取締役 宮本  豊彰

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PROFILE
  • 株式会社ミヤモト家具代表取締役 宮本 豊彰
  • ミヤモト家具ホールディングス(株)、(株)Vintage Factoryの代表取締役であり創業者。オリジナルブランド【AF Lusty Road】のディレクター。国産家具ブランド【SOLID】及び【RENSEY】の立ち上げに、共同創業者として携わり、パートナーショップを全国に展開。(株)ミヤモト家具の代表取締役も歴任し、幼い頃に亡くした父親と祖父母を想い、家族で営んでいた【宮本タンス店】を、自身集大成のインテリアショップとして復活すべく、52歳で跡継ぎになる事を目指した実業家。座右の銘は【情熱は伝染する】。現在48歳3児の父。

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