株式会社ミヤモト家具代表取締役 宮本豊彰のブログ

企業情報

ソフトエッジの取り組みに感謝

こんばんわ。

オーナーの宮本です。

私の今年度のブログも、

残すところ、これを含めてあと4回…。

毎年思いますが、

よく年間120回も更新したな~~ と、

自分の事ながら毎度感心致します(たいした内容も無いのに…笑)

まぁ、内容はともかく、

継続することが重要と思っていますから、

自分自身の評価に値することはありませんが、

小さな事を積み重ねていくことは、

意外に性に合っていると思っております。

 

会社を、短期間で飛躍的に発展させることも、

資本があれば可能なのかもしれませんが、

今の所、ミヤモト家具は、

グローバルな会社になることも目指しておりませんし(その前にできないし、)

 

地域に愛され、その先に、北陸を代表できるようなインテリアショップになる事!

 

と、意気込んでやってまいりました。

ハードエッジと、ソフトエッジの、

両方を、バランスを取りながらやっていくことが重要と思うわけですが、

理屈は分かっていても、いざ、実践することは、容易でなく。。。

 

ただ、

ブログを月に10回更新するタイミングで、

自分自身、必ず前回書いた日より

きょう、このブログを書く一日が、

 

少しでも成長している自分である事

 

を意識しながら過ごしてまいりました。

よって、

今年も少しづつの積み重ねではございましたが、

自分自身、本年度も少なからず成長することが出来た一年であったと、

そんなささやかな自信もございます。

 

 

そういえば先日、

新幹線に乗って、東京に出張した時に、面白い光景を目に致しました。

新幹線の車内を、清掃するやり方と言うか?がらりと変わっていることに、今更私は気づいたのですが、

皆様はすでにお気付きだったのでしょうか?

 

清掃員たちが、

まるでアミューズメントパークのスタッフのような?

怪しげ(怪しいは失礼!笑)な服装で、ホームの乗降口付近に一人ずつ立ち、

 

駅に到着する新幹線車両を、

お辞儀をしながら「お迎え」している様子を見て、

私としたことが、あっけにとられて、写真を撮るのも忘れてしまった(笑)。

 

彼ら彼女らは、清掃業務にも、やけにハツラツと取り組み、

手際も良く、動きに無駄がない。

 

そして業務を終えると

全員がホームに横一列に並び、乗車待ちの客に一礼してさっそうと去っていく。

あの時はおかしな人たちだなと思いましたが(ホントすいません!笑)

一体、どんな会社がこの清掃を請け負っているのか???

 

つい先日、

そのことを思い出し、不思議に思ったワタクシは、

その会社を調べました。

 

彼らの仕事は、約7分というわずかな時間で、

到着した新幹線の車内をすみずみまで清掃し、

始発の車両として新たな乗客を迎えられる状態にすること。

 

これ自体は、昔からやってきた業務だと思うわけですが、

時間が時間なだけに、気を抜くことのできないキツい仕事で、

以前はいわゆる

3K職場とも言われ、離職率も相当高かったらしい。

そんな清掃員たちが、自信と誇りをもって質の高い仕事をこなすチームに変わった秘密はどこにあったのか?

 

「ハードエッジ」は、重要な経営資源といわれる「ヒト」「モノ」「カネ」の

のうち、

「モノ」と「カネ」に関わる項目。

「ソフトエッジ」とは、

「信頼」「『知性』」「チーム」「テイスト」「ストーリー」の五つからなる。

 

「ヒト」「モノ」「カネ」の「ヒト」に関係するものばかりで、

数字にするのは難しい。

 

だが実際には、今日の経営者の多くが「ハードエッジ」にとらわれすぎて(若干自分もそうだが…)

「ソフトエッジ」で秀でることに、

時間も金もほとんど投じようとしていないのだという。

 

しかし、それでは早晩経営は行き詰まる。

競争優位を持続する

いわゆる最近流行りなのか?「グレートカンパニー」になるためには、

これまで意識されることが少なかった「ソフトエッジ」が必要不可欠という事らしい。

 

とある研究者によれば、

「ソフトエッジ」の5要素の筆頭に挙げられている

「信頼」が「ソフトエッジ」で優位に立つための土台だと言っている。

提供する製品やサービスに対する「信頼」を

市場から勝ち得ることで、

従業員たちは自らの仕事を「信頼」できるようになる。

その結果、

生産性や利益もあがる。

従業員同士が互いを「信頼」しながら仕事をする「働きやすい会社である」という

そんな世間の「信頼」が得られれば、

 

今度はそんな社風に合った、優秀な「ヒト」を採用できるようにもなるそうだ。

 

うん。

自分もそうだと思うし、

その点ミヤモト家具にも、若干、そんな良い傾向もある。

 

「ソフトエッジ」の5要素の一つに挙げられている、

カッコつきの「知性」とは、

学力や知識とも、知能テストなどで測ることができるものとも異なる。

これは、「気概」「勇気」「粘り強さ」といった、

ビジネスで要求される

「変化に対応し続けるために、粘り強く学び続ける力」

を指しているそうだ。

 

そこで、先程にも紹介した、新幹線清掃の会社が

「ソフトエッジ」を重視する

「グレートカンパニー」の一つであるという事で、

彼ら彼女らの仕事ぶりは、

世界からも注目を集めているという情報に…

 

ワタクシ、驚きを隠せません(>_<)

 

いや~すごいと思いますよ~~!

アメリカのCNNは、

新幹線を7分で清掃する彼らの仕事ぶりを

 

「7ミニッツ・ミラクル」

 

と報じて、国内で話題となりました。

フランス国有鉄道の総裁が視察に訪れた際は

 

 

「これを輸出してほしい」

 

 

とまで言われたそうです(清掃ひとつ、そんな事ってありますかね?ホントに凄い!笑)

そういえば、私が見た時も、

業務の様子をカメラに収める、

外国人旅行客も多くいましたし、

清掃業務を受託する会社、

「JR東日本テクノハートTESSEI」は、

2012年度の経済産業省の

「おもてなし経営企業選」にも選ばれたと言うから驚き!

これを知った私自身もまた、

ひとつの仕事に、

情熱と誇りを持って取り組む。

それを継続する、そんな当たり前の素晴らしいヒトたちが評価されたことに、

今更ながら、その事実を知ったワタクシは、

正直言って、すこぶる感動した次第でございます<m(__)m>

 

では、

TESSEIの成功の要因は何だったのか?

たとえば7分という短い時間で清掃をきちんと終わらせるためには、

効率的な作業のプロセスをマニュアル化し、

それに従ってスタッフが間違いなく動くよう管理しなければならない。

 

しかしそうした管理の徹底だけでは、

仕事に対する「誇り」を生むことは難しいと思う。

厳しい管理は現場を委縮し、

「スピード」「コスト」といった「ハードエッジ」のみを重視していては、

今度はかえって品質低下を招きかねない。

 

TESSEIでは「ソフトエッジ」、

つまり

 

「人」

 

を重視した改革を行ったという。

まず、

現場の従業員から上がってくる改善アイデアを吸い上げて、

業務に反映させる仕組みをつくる。

また、従業員の「良い行い」をリポートし、

表彰する制度も設けたそうだ。

 

こうした取り組みにより、

会社と従業員、

ならびに従業員相互の信頼関係が高まり、

業務の品質も上がるため

顧客からも当然、信頼されるようになると言うわけ。

そうした「信頼」が

スタッフの仕事に対する誇りや、

チーム力を高めていった原因という事らしい。。

 

さらにTESSEIでは、

清掃活動を、「新幹線劇場」と呼ぶようにし、

新幹線の乗客を旅の「ストーリー」の主役に、

従業員を、その「おもてなし」役に位置づけた。

すると、あのアミューズメントパークのような服装や、

お辞儀をして迎えるなどの立ち居振る舞いなど、

 

「おもてなし」

 

を意識した、スタッフたちからのアイデアが、自然に出るようになったのだそうだ。

本当に、どんな仕事も、取り組み方一つで、

素晴らしい会社に出来るのだと、

私もこれを知って大変参考になりましたし…

 

それに、よ~く考えてみると、

 

「ハードエッジ」の数字に偏らず、

「ソフトエッジ」の人間的な側面とのバランスをきちんととり、

現場主導で粘り強く「カイゼン」を進めるのは、

伝統的に日本企業が得意とするやり方ですしね。

 

もしかしたら、

多くの企業が業績回復に焦るあまり、「ハードエッジ」にこだわりすぎたことが、

日本経済停滞の一因なのかもしれない。

 

そんな事まで考えてしまう、清掃会社TESSEIさんの取り組みに、

自分自身も奮い立たされるような思いにもなりなして、

また

なんとな~くですが、

ミヤモト家具をはじめとした、全ての中小企業全てに

希望を持たせてくれたような

 

そんな清掃会社TESSEIさんの取り組みを

本日はご紹介させて頂きました。

やはり、業種は違えど、

気持ちの良い取り組みをしている会社は、

応援したくなりますよね(*^-^*)

TESSEIさん

アッパレでございます<m(__)m>

 

それでは、

 

本日は、

 

無理くり、来期新卒社員の伊藤さくらちゃんに、

 

 

 

 

RSCN0868

 

 

 

 

懇親会で意味不明な絡みを見せつけ(笑)

 

 

 

 

RSCN0738

 

 

 

相変わらずノブ君のメガネを取り上げ満面の笑顔を見せるスリザキさんを見て、

笑顔でお別れと致しましょう<m(__)m><m(__)m><m(__)m>

 

それでは皆様。

 

 

 

ごきげんよう(*^-^*)

 

 

INTERIOR SHOP MIYAMOTO

https://www.miyamoto-kagu.net

Vintage Factory

https://www.vintagefactory.jp

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株式会社ミヤモト家具

https://www.miyamoto-kagu.net/corp/

代表取締役 宮本 豊彰

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PROFILE
  • 株式会社ミヤモト家具代表取締役 宮本 豊彰
  • ミヤモト家具ホールディングス(株)、(株)Vintage Factoryの代表取締役であり創業者。オリジナルブランド【AF Lusty Road】のディレクター。国産家具ブランド【SOLID】及び【RENSEY】の立ち上げに、共同創業者として携わり、パートナーショップを全国に展開。(株)ミヤモト家具の代表取締役も歴任し、幼い頃に亡くした父親と祖父母を想い、家族で営んでいた【宮本タンス店】を、自身集大成のインテリアショップとして復活すべく、52歳で跡継ぎになる事を目指した実業家。座右の銘は【情熱は伝染する】。現在48歳3児の父。

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