株式会社ミヤモト家具代表取締役 宮本豊彰のブログ

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伝染した情熱

こんばんわ。オーナーの宮本です。

昨日、去年の今頃は何してたんやろか?

と思いながら、

スタッフのブログや、自分のブログを見直してみてた。

そうすると、

昨年はこれができていたのに、今は出来ていないな!

とか、

昨年はこれが出来ていなかったけど、今年は出来ているな!

といったような、

反省も、また、少しの成長も、自分自身で感じとることが出来た。

何より一番思ったことは、

「自分は、去年より、情熱をもって、仕事に取り組めているのか?」

と自問自答したことである。

こうやって振り返ると、いろんな発見がある。

そういう意味では、

「ブログ」って面白いな!と改めて感じた。

 

 

 

ミヤモト家具の今期末から来春に至るまでの、採用活動が、本日をもって終了した。

 

 

履歴書を数えると、4月からこの7月までの間に、なんと38名を面接した。

先日、本物研究所の仲間と話をしていても、

まだまだうちは小さな企業ではありますが、この規模として集まった応募数とすれば、かなり異例だと口を揃えて言われる。

基本、リクナビにさえ、載せることもしておらず、

社会を知らない

特に新卒者に至っては、ここミヤモト家具に、よく辿りついてくれたなと、

感慨深い思いである。

 

 

来春の新卒者は、完全な売り手市場で、中小企業はどこも苦戦をしいられているようで、

私の経営者仲間も、来春の採用は、特に厳しいと、誰もが口をそろえて言っているが、

昔と違い、

「やりがい」を求めて就職先を探す学生が多いとも聞く。

まさに、うちがそれに当てはまるのかわからないが、

格段苦労もなく、採用活動が進められた。

 

ちょうど昨日、

最後に面接にきた学生さん。

県外の有名私立大学に通う、男の子だが、富山には何の縁もゆかりもなく、

昨日が3次面接(最終)の日。

毎回、この面接の時間の為に、遠い距離をはるばるやってくる。

地方の学生が、

東京や大阪に面接に行くのとでは訳が違うと思うのだが、

そんな学生さんも、今期は数多くいらっしゃった。

採用するかどうかは、まだ決めかねてはいるが、

22歳にしては、非常に稀にも思う情熱の持ち主で、

ホームページからうちにたどり着いた。

私のブログを何年もさかのぼって網羅したという彼。

そこで辿りついた答えが、

「自分は、ここ、ミヤモト家具で働きたい。ここで働けるのであれば、どこの部署でも構わない」

「自分は、この会社に惚れている」

そう、私に話してくれた。

理系の学部に在職している彼が、ミヤモト家具で生かせれるスキルは、これと言って少ないのではと思う。

私がそこを問い詰めても、折れることもなく、

仕事をしながら、ゼロから学ぶ大変さを問うても、

全く動じない。

 

「うちに来て、将来どうなりたいんだ」

 

と、質問を変えると、ブログを網羅したというだけあって、こんな事を話してくれた。

 

 

「宮本社長のように、どれだけ辛い経験をしても、諦めず、しっかりと想いを形にできる。そんな宮本社長のようになりたい」

 

 

そう言われ、

正直、誰より自分がビックリした。

続けて彼はこう話した。

 

「これまでの大学生活までは、正直後悔した部分もあったし、自分自身に対して納得できないことも多くあった」

 

「だけど…」

 

「僕はここに入社できるのなら、それを全て帳消しにできると思ってる」

 

 

それを聞いた私は、初めてでしょうか?

面接しながら、目頭が熱くなり、必死に泣くのをこらえました。

私の情熱が彼に伝染し、

彼の情熱もまた、

 

 

完全に私に伝染した。

 

 

帰り際、

「もしも自分が採用からもれたとしても、こうして直接お会いし、お話しできたことに、心から感謝したい。本当にありがとうございました」

そういって、

深々とお辞儀をして帰って行った。

 

私は彼が帰って行ったあと、履歴書を見直し、彼のこれまでの人生を想像してみた。

基本、外見からも感じ取れるほど、真面目な男。

しゃべりは全くうまくない。

不器用そうにも見える。

いや。きっと不器用な男だと思う。

仕事をするうえで、話すのが上手だったり、器用なほうが、断然有利だ。

しかしながら、彼は私に、情熱を伝えきり、私はそれに伝染された。

彼が何かの物売りだったとしたら、

きっと私は、彼から購入していたかもわからない。

喋りがへたくそでも、

偽りのない情熱は、伝える人に伝染する。

 

採用面接をしながら、なんだか私自身が試されているような…

 

この3か月間を終えて、

結果、

私は、今までも自分の使命と感じていた、

この会社を、北陸で、最も多くのお客様から愛される会社にしていくこと。

スタッフの幸せ実現し、それを見届けること。

そんな使命感を、今まで以上に、強く焚き立てられる結果となった。

 

私はもはや、この自分に課せられたと勝手に感じている、

そんな使命感に燃えている!

 

 

LOWVEがオープンして、もう少しで半年にもなるんです。

浦ちゃんと波くんと、当時バイトをしていたオギーと、オープン前の休みの日に、

壁にウォールナットを張り付けながら、準備していた頃が、無性に懐かしい…

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

情熱は伝染する。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ミヤモト家具姉妹店LOWVE ローヴェ

 

それでは皆様。ごきげんよう(*^-^*)

 

 

株式会社ミヤモト家具

INTERIOR SHOP MIYAMOTO

https://www.miyamoto-kagu.net

Vintage Factory

https://www.vintagefactory.jp

Interior Proshop LOWVE

https://www.kagu-lowve.jp

代表取締役 宮本 豊彰

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PROFILE
  • 株式会社ミヤモト家具代表取締役 宮本 豊彰
  • ミヤモト家具ホールディングス(株)、(株)Vintage Factoryの代表取締役であり創業者。オリジナルブランド【AF Lusty Road】のディレクター。国産家具ブランド【SOLID】及び【RENSEY】の立ち上げに、共同創業者として携わり、パートナーショップを全国に展開。(株)ミヤモト家具の代表取締役も歴任し、幼い頃に亡くした父親と祖父母を想い、家族で営んでいた【宮本タンス店】を、自身集大成のインテリアショップとして復活すべく、52歳で跡継ぎになる事を目指した実業家。座右の銘は【情熱は伝染する】。現在48歳3児の父。

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