富山の家具屋 ミヤモト家具スタッフブログ

私の好きなカフェです。

好きだなと感じるお店は、家具よりも照明の使い方かなと思います。

自分にとって心地よいと感じる明るさ、色味。

あと、暖炉があるお店は無条件で好きです＾＾




さて、話は変わって。

 

先日、お客様のお宅にソファの納品に行ってまいりました。

最初に相談を受けたのは10月。

「自宅にあるソファをカウチタイプ（L字のソファ）にできますか？」と。

お持ちのソファが木製フレームで肘の無いデザインだということで、

まずは見せてもらって、できるかどうか、提案させていただくことになりました。

 



 

お持ちのソファは、しっかりしたウレタンの座クッションで、

背もたれはフェザーたっぷりのタイプです。

 



 

背のフレームは、立て格子の軽やかなデザイン。

このソファに新しくカウチを買い足してL字のソファにしたいとのこと。

 

カウチにした時の全体の大きさ、座面の高さが揃うこと、座り心地も似たもの、

ソファのカバーも揃えたい…

 

お客様のご自宅で打合せをしながら、

お客様にとって一番良い提案は何なのか、

こうやって、1組1組のお客様のベストを導き出す作業が

私にとって本当にやりがいを感じる時です。

 

そして、先日納めたカウチがこちらです

↓

↓

じゃん！！！

 



 

まるで、もともと同じシリーズのカウチソファのようでしょう＾＾v

向かって右側が既存のソファ。

左側のカウチが新しく製作したものです。

既存のソファの替えカバーは同じ生地で新たにご注文頂きました。

 



 

背もたれのデザインは違いますが、角度が実はピッタリ合っているのです！！

キ・セ・キ！！

 



 

既存のソファの座面が少しへたっているところがあったので、

中材も補充し、それも計算してシートの高さを調整しました。

 

お客様も、「ぴったりだね！！！」ととても喜ばれていて、ホッとしました＾＾

 

実は、既存のソファは、亡くなったお父様が購入され、ご家族の皆様も気に入って使っているものだったため、何とか生かしたいという希望があったのです。

 

ソファに座りながら、お客様が

「このソファは一生ものだと思っとる。ずっと大切にするちゃ」と

しみじみと仰っていたのが印象的でした。

 

どんな物でも、ただの物として扱うのか、

物としてだけではない価値を見出して、大事に扱うかによって、

モノの寿命が変わってくるということを、改めてお客様に教えて頂きました。

 

そのようなお客様のお役に立てる仕事をこれからもしていきたいと思っています。

S様、この度は、素敵なご注文を頂きまして誠にありがとうございました。

これからソファで脚を伸ばしてのびのびと寛いでくださいね＾＾